一棚本棚オーナーでひろがる世界とあらたな出会い

「みんとしょ」の一棚本棚オーナーとは？

「みんとしょ」って？

　　ひらくスペースでは、一棚本棚の制度を取り入れています。「一棚本棚」とは、設置されている本棚の一区画を借りることができる仕組みのことです。そして、その一棚本棚を借りているひとのことを一棚オーナー／本棚オーナーと呼んでいます。この仕組みは、「みんなの図書館」（通称：みんとしょ）と呼ばれるものです。日本全国で 50 館ほどが姉妹館として登録されており、全国にほんとうに様々なかたちで、個性あふれる棚が存在しています。全国の棚は、1000 を超えていて年々その数は増えてきています。

　さらに、全国のみんとしょ加盟館をまわるとあるものが手に入っちゃいます…それは、なんと御朱印！　神社の御朱印のように各館が独自の御朱印を用意していて、全国のみんとしょをスタンプラリーのように旅する楽しみ方もあります。ひらくスペースの御朱印は、希望者と10分ほどお話して、印象から合いそうな四字熟語をしたためる形になっています。

ひらくスペースのオーナー制度

　みんとしょ姉妹館は、全国にありますが、各館の運営方針や特徴などは色々あります。ひらくスペースでは、①一棚本屋さん or 図書館、②オーナーコラボ、③チャレンジシップなどが特徴的です！

①一棚本屋さん or 図書館

　借りた一棚には、最低一冊以上の本をいれていただくことになっていますが、それ以外は基本的にフリーです。本の場合は、売ってもいいし、貸してもいいことになっています。基本的に販売と貸出の管理はひらくスペース側で実施するので、オーナーさんには本の設置や入れ替えをしていただくことになります。そして、本屋さんと言いながら、自分のつくっているアクセサリーやしおり、手芸品をいれてもいいですし、教室やワークショップなどのチラシをいれていただいても OK です。自分のやっている活動等の PR につかってください。そうそう、コワーキングスペースも兼ねているスペースなので、マウスやキーボード置き場としている猛者もいたりします（笑）。

②オーナーコラボ

　ひらくスペースでは、登録してくれている一棚オーナーさん同士のコラボレーションもご希望に沿って行っています。たとえば、「自分のバンドのプロモーションビデオをつくりたい！！」という一棚オーナーさんと、動画クリエイターの一棚オーナーさんをつなげて一緒に作品をつくるきっかけをつくったり、同じ本や似た本を置いている一棚オーナーさん同士で、その本について話し合う場を設けたり、読書会を他の利用者さん含めて設定していくようなものがあります。希望に沿ってできることはなんでもするので、なにが起きるか、その可能性は無限大です！！ﾜｸﾜｸ

③チャレンジシップ

　また、「チャレンジシップ」という制度も導入しています。これは、一棚オーナーさんにひらくスペースでやりたいことを実現するイベント等を開催できる制度です。たとえば、コーヒーを淹れるのが好きだったり、得意なオーナーさんであれば、「一日喫茶店＠ひらくスペース」なんてイベントを開催していただけます。絵本を読むのが好きであれば絵本の朗読会や、パンづくりが好きな方なら一日パン屋さんなど、可能なことならなんでもできます！（屋内 BBQ とかはさすがにできませんけど笑）

　実施にあたっては、ひらくスペースのスタッフのサポートも受けられますので、あらたな事業を小さくはじめるといった場合でもひとりじゃありません。

借りると何があるの？

　棚をもっていただくことでどんなことがあるんでしょうか。気になりますよね。やはり最大のことは、一棚オーナー同士の交流がうまれたり、利用者との間でコミュニケーションが生まれることです。一棚本棚をもっていなかったら出会えなかったひとと出会えたり、やりたいことを小さくてもはじめられることです。

　居場所とかコミュニティと言うこともありますが、ここは「起業のため」とか、「メンタルケアのため」とかといった枕詞がつかない居場所・コミュニティです。ここに来てくれる人びとが、思い思いに、好きなように過ごして、語り合う場所です。ひらくスペースの、存在意義は、ここに来てくれるあなたに決めてもらいます。勉強会のための場所、本を読むための場所、窓から見える富士山をぼんやり眺める場所、飲み会の会場（！？）のようになんでもオッケーです！

　施設側から設定しているルールはたった一つ。「ひらくスペースのルールはここに来てくれる人たちの間で話し合って決めること」だけです。大きな音を出しちゃいけないとか、テレカンしちゃいけないとか、ヨガをしちゃいけないとか、ご飯食べちゃいけないとか、寝ちゃいけないとか、そういうルールは一切ありません。もし必要になったらみんなで話しあって決めていきましょう。

　気になる方はぜひ見に来てください。お問い合わせもお気軽に。それではお会いできるのを楽しみにしています。

一棚本棚オーナーの登録料などは、以下をご覧ください！